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★新規参入とフィルタリングで揺れ動くケータイ業界

携帯電話キャリアと言えば、これまではNTTドコモ、KDDI、ソフ
トバンクの3社でしたが、今年はそこにイー・モバイルという新
たなキャリアが加わりました。イー・モバイルは、昨年3月に携
帯電話市場に新規参入。キャリアが増えるのは、実に13年ぶり
の出来事だったそうです。実際の携帯電話サービスの開始は、
本年3月28日からで、「毎月の電話基本料無料」「加入者同士の
通話を24時間無料にする定額パック」といった、業界初のサー
ビスによって話題を呼びました。

その後もイー・モバイルは順調な成長ぶりを見せ、10月度の携
帯電話契約純増数が10万2500件で、初めて業界2位を記録したと
のこと。現在の累計契約数は91万4200件で、年内にも100万件を
超えそうな勢いを見せています。

新たなキャリアの登場により、業界全体がにわかに活気づいた
反面、今年は「フィルタリングサービス」の問題でも大きく揺
れ動いた一年でした。未成年者の有害サイト閲覧を制限する携
帯電話フィルタリングサービスは、総務省の要請により本年中
に実施される予定でしたが、フィルタリング方式自体の問題点
や、ユーザーからの反発などにより、一度実施が見送られると
いう事態に。その後、方式の改善や民間の第三者機関によるサ
イトの選定が行われ、あらためて9月に、2009年1月下旬からの
完全実施が発表されました。


★「iPhone3G」の登場で「スマートフォン」が一気に浸透

一方、今年は、「iPhone3G」を代表とした「スマートフォン」
の急速な浸透が目立った年でもありました。7月にソフトバンク
から「iPhone3G」が発売された際には、販売店前に行列ができ
たのも記憶に新しいところです。8月にはNTTドコモが、世界的
な人気を誇る「BlackBerry(ブラックベリー)」の個人向け販売
を開始。それまでビジネスユース中心だったスマートフォンの
認知度が、一般ユーザーの間でも一気に上昇し、「今年は日本
の“スマートフォン元年”」という声も高まっています。

10月にはイー・モバイルから、「Windows Mobile 6.1」をOSに
搭載した、タッチパネル式の「Touch Diamond」が発売され、売
れ行きも好調とのこと。イー・モバイルが10月度の契約数を伸
ばしたのも、この「Touch Diamond」の発売が背景にあると言わ
れています。「Touch Diamond」は、スマートフォンの製造で定
評のある台湾の携帯端末メーカーHTC製で、NTTドコモ、ソフト
バンクからも発売される予定です。

また、米国では10月22日に、米Googleが開発した携帯電話向け
OS「Android(アンドロイド)」を搭載した携帯端末「G1」が発売
され話題となりました。日本での発売はまだ未定のようですが、
発売時期やどのキャリアから販売されるのかなど、今からその
動向に注目が集まっています。


★ケータイが中心のモバイルインターネット時代到来!?

音楽や動画が視聴できたり、TV放送が受信できたり、お財布代
わりになったりと、電話やメールのやりとりができる通信機器
という役割を超え、まさに“生活必需品”となりつつある携帯
電話。

近年では、通信技術の面でも飛躍的な進歩を見せ、いずれイン
ターネットの利用は、PCではなく携帯電話がメインとなる“モ
バイルインターネット”の時代がやってくると言われています。
米国ではすでに大手インターネット企業各社が、「次世代のイ
ンターネットの展開場所」として、続々とモバイルインターネ
ット事業に乗り出しているようです。

モバイルインターネットが一気に現実味を帯びてきたのは、PC
向けインターネットの閲覧や利用が可能な「スマートフォン」
の浸透も大きく影響しているようです。日本のキャリア各社も
数年前から「PC向けインターネットとモバイル向けインターネ
ットのボーダーレス化」に取り組んでおり、スマートフォンの
販売にも力を注ぎ始めていますので、日本でのモバイルインタ
ーネットの実現もそう遠くはなさそうです。

モバイルインターネットが実際のものになれば、携帯電話は今
よりももっと日常生活に欠かせないツールとなっていくことで
しょう。2009年は、携帯電話を中心にした“新しいライフスタ
イル”が生まれてくる年になるかもしれません。

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