★高性能ケータイが1円なのは何故?
店頭で見かける「1円ケータイ」ですが、性能は高く、デザイ
ン性もありますよね。それなのに、とても安い価格で買えるこ
とを不思議に思ったことはありませんか?実はこれ、「販売奨
励金」というしくみの上に成り立っているのです。
メーカーが製造した携帯電話は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバ
ンクといった各キャリアから販売店や代理店に納品されます。
そして、1台売れるごとに、販売店には販売奨励金と呼ばれる
一定の手数料が支払われることになっています。お店では、こ
のお金が入ってくるのを見越して、携帯電話を値引きしてから
売っているのです。
しかし、そもそも販売奨励金とは携帯電話の利用者が払った通
信料金の中から出ています。端末の安さのからくりが分かると、
ちょっと不公平だなと感じる方もいるでしょう。
★奨励金で得する?損する?
携帯電話をすぐに買いかえる人は、次回もまた販売報奨金の
「流用」による恩恵が受けられ、逆に、ひとつの端末を何年も
使い続ける人は、デメリットの方が大きくなってしまいます。
こうしたゆがみをすぐに正すことは難しく、政府が販売奨励金
を規制しているのは、世界最大の携帯端末メーカーのノキアが
あるフィンランドなど、少数の国だけです。
また、消費者が端末の代金が通信料金に含まれていることを知
らなかったり、各キャリアとの料金比較が難しかったりと、こ
れから少しずつ見直していかなければならないところも多いよ
うです。
★新しい料金モデル
「1円ケータイ」問題で揺れる日本の携帯市場ですが、最近で
は販売奨励金モデルにかわる、新しい販売方式の「割賦方式」
がスタートしました。この「割賦方式」サービスでは、専用の
端末を分割払いで購入にするかわりに、毎月の通信料金が割引
されたり、契約解除料が免除になります。
昨年ソフトバンクが導入を決め、今年7月にはウィルコムも参
入しました。NTTドコモはつい先日、今年11月26日から新料金
プランを導入すると発表したばかりです。細かく見ていくとそ
れぞれに傾向の差はあるものの、今後は長く同じ端末を使う人
ほど通信料の負担が少なくなっていくのかもしれません。
携帯市場の拡大とサービスの充実に貢献してきた販売奨励金と
「1円ケータイ」について、皆さんも考えてみてくださいね。


